妊娠中の口腔ケアについて
2022年02月22日
こんにちは。
最近は北京オリンピック盛り上がりましたね!
オリンピック選手の活躍にたくさんの感動とパワーをもらいました!
まだ寒い日が続きますので、お体気をつけて下さい。
今日は妊婦さんの口腔ケアについてお話ししたいと思います。
妊娠中は体も心も大きく変化する時だと思います。
同時にお口の中も女性ホルモンの増加により変化していきます。
どんな変化が起きるの?
🦷女性ホルモンの増加
・歯ブラシで出血する
・歯肉が赤くなる、腫れる
この様な症状を妊娠性歯肉炎といいます。
🦷つわり.嗜好の変化
食事の回数が増える
お口が酸性に傾き、歯のエナメル質が弱くなりむし歯になりやすい
🦷口臭
歯磨きが難しく細菌がうまく落としきれない
ホルモンバランスにより唾液分泌の低下、唾液の流動性が低下
個人差はあると思いますが、妊婦さんのお口の中は誰もがこのようなことになりやすいです。
つわりや体調によっては歯磨きが上手く出来ないため、無理をせずにケアしていくことが大切です。
つわり時の口腔ケアのアドバイス
🌙リラックスした状態で”ながら磨き”
(テレビや音楽を聴きながらリラックスした状態で行うといいです)
🌙歯ブラシを小さなベッドの物にする
(小児用やコンパクト用)
🌙顔を下向きにして磨く
🌙キシリトールガム、タブレット
(噛むことで唾液を分泌します。
噛み続けることによりむし歯菌の質を変えることができます。
噛むことが難しい時は唾液マッサージをするといいです)
🌙洗口液を使用する
(洗口液では細菌を落とせませんが、歯ブラシで磨けない時におすすめします)
妊娠中の歯科治療は安定期(5ヶ月~7ヶ月)が推奨されています。
妊娠中に重い歯周病にかかると早産や低体重児出産のリスクが高いことが報告されています。
この様なことを防ぐためにも妊娠に関わらず定期的なメンテナンスが大切になってきます。
お口の健康は体の全身の健康に繋がっています。
皆様の日々の生活が少しでも豊かになれる様、
1人1人にあったお口の健康のサポートしていけたらと思っております。